Google/Meta運用変更速報

この記事では、2026年1月前後に起きた広告プラットフォームの仕様変更について、「何が変わったのか」「なぜそうなったのか」「運用側はどう考えるとよいのか」を整理します。
検索広告やSNS広告に関心はあるものの、日々の細かいアップデートまでは追えていない方でも、全体像をつかめることを目的にしています。

Google検索広告で起きた静かな仕様変更

まず注目したいのが、Google検索広告におけるレスポンシブ検索広告(RSA)の扱いです。
2026年1月26日を境に、「新しいRSAを自動で追加・作成する」という最適化案が自動適用の対象から外れました。

これまで一部のアカウントでは、Google側が状況を見て「この広告グループにはRSAを追加した方がよさそうです」と判断し、
半ば自動的に広告が増えていくケースがありました。

今回の変更によって、その流れが止まった形になります。

運用者に戻ってきた判断の役割

この変更は、「自動化が後退した」というよりも、「広告文を作るかどうかの最終判断が、再び運用者側に戻ってきた」と捉える方が近いかもしれません。

勝手に広告が増えない安心感がある一方で、これまで自動生成に頼っていたアカウントでは、広告文の更新が止まりやすくなる可能性もあります。
今後は意識的にRSAを見直す運用が求められる場面が増えそうです。

SNS広告では自動化がさらに前に出ている

検索広告とは対照的に、SNS広告の世界では自動化が一段進んでいます。
特にが提供する広告配信では、AIを前提とした設計がより色濃くなっています。

Threads広告の本格展開

2026年1月ごろから、Threadsへの広告配信がグローバルで本格化しました。
管理画面上では他のSNSと同じ感覚で配信できますが、実際の配信最適化はAIに任せる比重がかなり高くなっています。

これに伴い、配置や入札、クリエイティブの組み合わせなどを人が細かく制御する余地は、以前より小さくなっている印象です。

「任せる前提」で考える広告設計

Meta広告では、Advantage+に代表される自動最適化が標準的な考え方になりつつあります。
細かいターゲティング設定よりも、「どんな素材を渡すか」「どんなメッセージを複数用意するか」といった上流の設計が重要になっています。

検索広告とSNS広告の違いから見えること

今回の動きを並べて見ると、広告プラットフォームごとに自動化の方向性が異なっていることが分かります。

検索広告では、意図しない自動拡張を抑えつつ、運用者の判断を尊重する方向に調整が入ったように見えます。

一方でSNS広告では、「人が細かく触らない前提」で仕組みが組み直されている段階です。

これからの広告運用で意識したいこと

共通して言えるのは、「完全に任せきり」でも「すべて手動」でもうまくいきにくい時代になっている、という点です。

検索広告では、どの広告文を増やすかを人が考える必要がありますし、SNS広告では、AIが学習しやすい素材や構成を用意する役割が重要になります。

自動化の有無ではなく、「どこまでを仕組みに任せ、どこを人が設計するのか」という視点で整理すると、今回の変更も理解しやすくなるはずです。